
当院は脊柱管狭窄症に特化し、姿勢・関節の動き・神経のすべり・血液とリンパの循環を整えて、症状の軽減と再発予防を目指します。
加齢変化などにより、背骨の中の神経の通路(脊柱管)や神経の出口(椎間孔)が狭くなり、神経やその血流が影響を受ける状態です。典型的には前屈で軽快・伸展で増悪、歩行で悪化・休憩で軽快という経過をとります。
注意が必要な症状(医療機関の受診を推奨)
排尿・排便の障害、進行性の筋力低下、夜間安静時の強い痛み、発熱や原因不明の体重減少、外傷後の神経症状がある場合は、速やかに医療機関をご受診ください。
問診・視診・触診、姿勢と歩行の観察に加え、整形外科的テスト(SLR〈下肢伸展挙上〉など)、神経学的検査(感覚・反射・筋力)、オステオパシー的評価を組み合わせ、どの神経がどこで影響を受けているかを見立てます。
神経周囲の体液のうっ滞(むくみ)は痛みやしびれを助長します。呼吸運動に関わる横隔膜・胸郭・骨盤底の動きから循環状態を確認します。

腰を反らす(伸展)姿勢は神経の通り道が狭くなりやすく、痛みが出やすい状態です。まずT12・第12肋骨、L5/S1、仙腸関節の可動性を確保し、腸腰筋・大腿直筋の緊張をゆるめて、腰部の過伸展(反り過ぎ)を避けるように調整します。
[なぜ先に循環を整えるのか]
そのため、胸郭入口 → 横隔膜 → 骨盤底(骨盤隔膜)の順に、穏やかな手技で静脈・リンパの流れを促します。神経周囲のむくみ(うっ滞)が引くと、神経への化学的刺激が減り、痛みを感じやすい状態が落ち着きます。
[なぜ「すべり」を良くするのか]
そのため施術では、坐骨神経が引っかかりやすい部位(殿部深層、坐骨周囲、ひざ裏など)を一つずつ確認し、痛みがほとんど出ない範囲のごく軽い誘導から開始します。これは狭窄そのもの(骨の狭さ)を広げる治療ではなく、症状の軽減と機能向上を目的とした補助的アプローチです。
