腰部脊柱管狭窄症の症例|60代男性・50mで歩けなかった間欠性跛行が改善【横浜市青葉区・青葉台リーフ整体院】

「50m歩くと右足に電気が走るような痛みで立ち止まってしまう」。整形外科で腰部脊柱管狭窄症と診断され、手術を勧められた60代男性の症例です。保存療法での改善を希望され、当院(横浜市青葉区・青葉台)に来院されました。
主訴とご来院までの背景
- 主訴:腰痛、約50mで右足に電気が走るような痛み(間欠性跛行)
- 背景:整形外科で「腰部脊柱管狭窄症」と診断。手術の提案に不安があり、まずは保存的に良くならないかを検討。投薬やリハビリでも改善が乏しく、散歩・ゴルフができない日々が続く中で、ご近所の方の紹介で当院へ。
基礎知識は 「腰部脊柱管狭窄症の症状・原因と整体アプローチ」 で解説しています。
初回評価(オステオパシー的視点)
- 腰と骨盤(仙骨付近)のこわばりが強い
- 股関節の奥(大腰筋)の過緊張と姿勢バランスの乱れ
- 胸まわりと骨盤の連動低下
- 下肢の血流・むくみが落ち気味
- 姿勢傾向:前かがみで楽/反らすとつらい
施術方針(低刺激・段階的アプローチ)
- 骨盤・仙骨の可動性を回復し、腰部への局所負担を分散
- 大腰筋の緊張をやさしく解放し、歩行時の推進を確保
- 胸腰移行部のモビリティ回復で姿勢バランスを是正
- 下肢の血流・リンパを促し、「しびれにくい距離」を底上げ
初回後から歩ける距離が少し延び、3ヶ月後には散歩距離が約2倍になりました。
1〜5回の施術経過
第1回(初診):痛みを落ち着かせ、安全に歩ける形を作る
施術:骨盤と腰のバランス調整、股関節奥の筋肉を無理なくゆるめる。背中と腰の境目・下部肋骨の可動性を引き出し、骨盤周りの張りを軽減。必要に応じて全身の力みを抜く調整。
変化:院内の連続歩行が50m→80〜100mに。強い痛みが一段落し、中くらいの痛みまで落ち着く。
自宅ケア:軽い前かがみ(ショッピングカート姿勢)で短時間休憩/長時間の立ちっぱなしは避ける。
第2回(5〜7日後):動きの定着と生活動作の見直し
所見:朝は歩ける距離が延びるが、午後に右足のしびれが戻りやすい。立ちっぱなし家事で悪化。
施術:腰の「反らし過ぎ」を減らし、呼吸でお腹の圧を整える。太もも前後の張りの偏りをならし、足アーチを活かす軽い調整。
変化:連続歩行120〜150mに。立ち仕事の許容が10分→15分へ。
自宅ケア:5〜10分ごとに30秒の前かがみ休憩/座る時は骨盤をやや後傾/就寝前はゆったり腹式呼吸。
第3回(2週目):胸と骨盤の連動を高め、循環を上げる
所見:朝のこわばりが減少。午後のしびれは短時間で落ち着く。
施術:背中と腰の境目・下部肋骨の滑りをさらに改善。骨盤・お腹・胸の動きをつなげ、足の血流・リンパを流すやさしいポンプ法。
変化:連続歩行200〜250m。夜間の中途覚醒が減り、3〜4時間の連続睡眠を確保できる日が増える。
自宅ケア:台所・レジ待ちなどの不動の立位を回避/椅子は座面を1〜2cm高くして股関節の詰まりを防ぐ。
第4回(3週目):歩行持久力アップと坂道対策
所見:平地はかなり楽。坂道や長い上りでつらさが出やすい。
施術:股関節伸展を妨げる筋緊張を解放。背中の伸展で腰が反り過ぎないよう微調整。足首の可動性を出し、歩幅と体重移動を改善。
変化:連続歩行300〜350m。最寄りスーパー往復が1回で可能に。
自宅ケア:10分歩行→1〜2分前かがみ休憩の「インターバル歩行」。坂道は半足分歩幅を短く、上半身はやや前傾で。
第5回(4週目):実生活での再現性を強くする
所見:平らな道なら400〜500m連続で歩ける。買い物中の立ち話も5分程度まで許容。
施術:骨盤の安定化、骨盤輪の微調整、背中〜腰の筋膜の滑走性を整え、歩行時のねじれをスムーズに。
変化:夕方のだるさが軽減し、歩行後の回復が早い。短い休憩で再開できる。
自宅ケア:ゴルフ復帰準備として、素振りは前傾浅め・可動域6割で開始。ラウンドは控え、パター10〜15分のみ。
3ヶ月目(12週):散歩距離は約2倍、軽いゴルフ練習を再開
- 連続歩行:平地で約800m(来院時の約2倍)
- 生活動作:買い物・通院は休憩なしで対応可。坂道・長距離では違和感が出ても、短い休憩で速やかに落ち着く
- 姿勢・睡眠:前かがみで楽になる傾向は残るが、胸と骨盤の連動が改善し、前かがみ一辺倒ではない歩き方へ。夜間の途中覚醒は週0〜1回に
- 活動:パター20分+軽いアプローチを再開。痛みは生活に支障がない程度に収まっています。
- 通院ペース:状態に合わせて2〜3週に1回のメンテナンスへ
※本症例は個人の経過です。年齢・体力・生活環境により改善スピードは異なります。医療機関での診断や画像所見を尊重しつつ、保存的選択肢としてオステオパシー整体を併用しています。
この症例で重視したポイント
- 呼吸・お腹・骨盤の「連携」で、腰だけに負担が集中しない体づくり
- 股関節の奥の筋肉をゆるめ、歩行の「後ろへの蹴り出し」を確保
- 骨盤と腰の小さなズレをこまめに整え、“しびれにくい距離”を少しずつ延ばす
- 短く歩く→短く休む「インターバル歩行」で再発しにくい歩行戦略へ
よくある質問(FAQ)
Q1. 手術を勧められています。整体で良くなる可能性はありますか?
症状や画像所見によりますが、姿勢・歩行の工夫と施術の併用で、日常動作の質が上がるケースはあります。手術の判断は主治医とご相談の上、保存療法の選択肢として当院をご検討ください。
Q2. どれくらい通えば効果が出ますか?
本症例では初回から距離が少し延び、3ヶ月で約2倍になりました。多くは週1回から開始し、その後2〜3週に1回へと間隔を広げていきます(個人差あり)。
Q3. ゴルフは再開できますか?
痛みが生活に支障がない程度であれば、パターや軽いアプローチからの再開がおすすめ。ラウンドは9H・カート利用など、負担を抑えつつ段階的に。




