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からだと健康の話 YouTubeのセルフケアで治らないのはなぜか |身体の仕組みから考える、腰痛・肩こりが長引く理由

2026年3月25日by 青葉台リーフ

こんにちは。

最近は、YouTubeやSNSで「腰痛 ストレッチ」「肩こり セルフケア」「首こり 改善」などと検索すると、たくさんの情報がすぐに見つかるようになりました。ご自宅で手軽にできる体操やストレッチ、マッサージ方法などが豊富に紹介されていて、実際に毎日まじめに取り組まれている方も少なくありません。 

とても便利な時代になった一方で、臨床の現場ではこんなお声をよく耳にします。

「毎日ストレッチしているのに良くならない」

「動画を見ながら頑張っているのに、またすぐ元に戻る」

「一時的には楽になるけれど、結局ずっとつらいまま」

「むしろ前より違和感が増えた気がする」

 

このような状態になると、「自分のやり方が悪いのだろうか」「もっと頑張らなければいけないのだろうか」と考えてしまう方もいらっしゃいます。ですが、まずお伝えしたいのは、セルフケアそのものが悪いわけではないということです。問題になりやすいのは、今のその方の身体の状態に、本当に合っている内容かどうかです。 

この記事では、なぜYouTubeのセルフケアだけでは腰痛や肩こりが改善しにくいことがあるのかを、オステオパシーの視点も交えながら、身体の仕組みからわかりやすくお伝えします。

セルフケアが悪いわけではありません
ただし「今の身体に合っているか」が大切です

セルフケアには本来、多くの良い面があります。身体を動かすことは血流の助けになりますし、軽い運動や呼吸の見直しが心身のリフレッシュにつながることもあります。ストレッチ、筋力トレーニング、体操、姿勢改善、呼吸法、マッサージ、リリース系のケアなど、方法も本当にさまざまです。 

ただ、ここで大切なのは、「良いセルフケア」かどうかではなく、「今の自分に合っているセルフケアかどうか」です。

たとえば同じ腰痛でも、

長時間のデスクワークによる負担が強い方

過去のケガの影響が残っている方

呼吸が浅くなっている方

睡眠不足やストレスで回復力が落ちている方

内臓の疲れや自律神経の乱れが関係している方

このように背景はまったく異なります。

しかし、YouTubeやSNSで紹介されている方法は、できるだけ多くの人に当てはまるように作られた情報です。いわば“平均値”に向けた内容であって、「今のあなたの身体に最適化されたもの」とは限りません。年齢、体格、仕事の姿勢、呼吸のクセ、過去の外傷、生活習慣などの個別の条件までは反映されないため、誰かには合っても、別の誰かには合わないことが十分にあります。 

つまり、セルフケアを頑張っているのに改善しないのは、努力が足りないからではなく、方向性が合っていない可能性があるのです。

 

腰が痛いから腰だけ伸ばす
肩がつらいから肩だけほぐす
それで根本的に変わらない理由

身体につらさがあると、痛いところ、重いところ、張っているところに意識が向くのは自然なことです。肩がつらければ肩を回したくなりますし、腰が痛ければ腰を伸ばしたくなります。実際、それによって一時的に楽になることもあるでしょう。 

ですが、その「一時的に楽になる」と「根本的に回復している」は、必ずしも同じではありません。

痛みや不調が出ている場所は、原因そのものではなく、結果として負担が集まっている場所であることがあります。たとえば腰に痛みがあっても、骨盤の動き、股関節の硬さ、胸郭のこわばり、呼吸の浅さ、あるいは内臓や自律神経の状態などが間接的に関わっているケースもあります。肩こりについても、肩そのものだけでなく、首、背中、肋骨、腕の使い方、目の疲れ、呼吸のリズムなどが影響していることがあります。 

この状態で、つらい部分だけを何度も刺激し続けると、その場では軽くなったように感じても、根本のバランスは変わっていないため、また元に戻りやすくなります。さらに、刺激の入れ方によっては、その部位が過敏になり、かえって緊張や違和感が増してしまうこともあります。元記事では、これを「皮膚炎でかゆいところを掻くと一瞬すっきりするけれど、あとで炎症が強くなるのと似ている」と表現しています。 

これは非常にわかりやすい例えです。

痛みがある場所を何とかしたい一心で刺激を繰り返しても、それが身体にとっては休ませたい部分への追加負荷になっていることがあるのです。

 

良かれと思って続けていることが
回復のブレーキになってしまうこともあります

整体やオステオパシーの施術では、身体の緊張や制限がやわらぎ、呼吸や循環、神経の働きが整いやすい状態を目指していきます。すると身体は、本来持っている回復の流れに入りやすくなります。これは特別な力を加えるというよりも、身体が自分で整っていける土台をつくっていく感覚に近いものです。 

ただ、そのタイミングで状態に合わないセルフケアを続けてしまうと、せっかく動き始めた回復の流れを途中で止めてしまうことがあります。これも決して珍しいことではありません。元記事でも、施術後に身体が回復に向かおうとしているにもかかわらず、合わないセルフケアがブレーキになってしまう場合があると述べられています。 

たとえば、

本当は安静と穏やかな回復が必要な時期なのに、強いストレッチを毎日続けている

呼吸が浅くなっているのに、筋肉への刺激ばかり増やしている

全身のバランスが崩れているのに、局所だけに強いアプローチをしている

このようなことが起きると、身体にとっては「整うための時間」ではなく、「さらに対応し続けなければならない負担」になってしまいます。

まじめな方ほど、毎日頑張って続けてしまう傾向があります。ですが、身体は“頑張れば頑張るほど良くなる”とは限りません。必要なのは、量よりも、今の身体に合った方向性です。

身体は部分ではなく

全体のつながりでバランスを取っています

オステオパシーでは、身体を部分ごとに切り離して考えるのではなく、全体のつながりの中で見ていきます。肩、首、腰、骨盤、呼吸、循環、神経、内臓、筋肉、骨格は、それぞれ独立して存在しているわけではなく、常に互いに影響し合っています。 

たとえば、呼吸が浅くなると、胸郭の動きが小さくなり、首や肩の緊張が強まりやすくなります。内臓の疲れや緊張があると、体幹の柔軟性や骨盤・背骨の動きに影響することもあります。仕事や育児で同じ姿勢が続けば、腰や肩だけでなく、全身の重心や使い方そのものが変わっていきます。こうした積み重ねの結果として、ある日「腰痛」や「肩こり」という形で表面に現れることがあります。 

そのため、「肩こりだから肩だけ」「腰痛だから腰だけ」という見方では、本当の意味での改善に届きにくいことがあります。

身体を整えるためには、痛みの場所だけでなく、

なぜそこに負担が集まっているのか

どこが代償しているのか

どの働きが乱れているのか

今の身体は何を必要としているのか

こうした視点がとても大切になります。

 

青葉台で整体を探している方へ

セルフケアで改善しない不調は、見方を変えることが大切です

青葉台周辺でも、腰痛や肩こり、自律神経の不調、慢性的な疲労感でお悩みの方は多くいらっしゃいます。そして多くの方が、来院前にすでにさまざまなセルフケアを試されています。

それでも変わらないときは、「もっと別の動画を探す」ことよりも、「なぜ今の方法では変わらないのか」を見直すことが大切です。

身体はとてもよくできています。

無意味に不調を出しているのではなく、何かしらの理由があって、その状態を取っています。

だからこそ、症状を無理に押さえ込むのではなく、身体全体のつながりや回復の流れを見ながら整えていくことで、変化しやすくなることがあります。

青葉台リーフ整体院では、腰痛や肩こりといった表面的な症状だけでなく、その背景にある身体全体のバランスを丁寧にみながら施術を行っています。局所だけを強く刺激するのではなく、負担の少ないアプローチで、身体が本来の回復力を発揮しやすい状態へ導いていくことを大切にしています。

まとめ

大切なのは「頑張ること」より「合っていること」

YouTubeやSNSのセルフケアは、とても便利で、きっかけとして役立つものもたくさんあります。ですが、情報が多い時代だからこそ、自分に合っているかどうかを見極める視点がより重要になっています。元記事でも、セルフケア自体は否定せず、むしろ「身体に合っているかどうか」が重要だと一貫して述べられています。 

腰痛や肩こりがなかなか改善しないとき、必要なのは、もっと強い刺激や、もっと多くの努力ではないかもしれません。

今の身体の状態を知ること。

部分ではなく、全体のつながりで考えること。

そして、回復を後押しする方向で身体と向き合うこと。

それが、遠回りに見えて、実は改善への近道になることがあります。

セルフケアを頑張っているのに変わらない。

整体に行ってもすぐ戻ってしまう。

腰痛や肩こりを根本から見直したい。

そのような方は、一度、身体の見方そのものを変えてみることが大切かもしれません。